原作未読にて鑑賞。
吸血鬼×キリスト教×ナチスといういかにもギーク的な要素を全部鍋に入れて煮詰めたかのような、オタクがオタクの為に全身全霊を賭けて作った作品だ…。オタクの煮凝り。真っ向からのオタク讃歌。
『ドリフターズ』を読んでる時にも感じてたが、薄ら寒いギャグシーンと作者の処女信仰みたいなものに辟易としつつも、要所のシーンでは心がグッと熱くなって不意に涙が込み上げてくる。この感情は一体何なんだ、、、。全体を通してツウ好みな世界観も、琴線への触れ方が凄く上手いなと感じる…。心に潜むオタクマインドをブン殴ってくる良い作品です。
