shin

モンスターズ・ワーク シーズン2のshinのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

1話完結で子供向けだった前シリーズとは比べ物にならない完成度だった。

・シリーズ序盤でふたりのコンビ感が強く描かれているだけに、すれ違いが辛かった。お互いが自分のやりたいことを見つけた結果のすれ違い、というのがまた辛い所。

・やっと笑わせ屋になれたものの、タイラーは笑わせ屋には向いていない。怖がらせ屋のイベントをきっかけに怖がらせ屋への憧れを思い出したタイラーの葛藤が印象的。働き方についても考えさせられる内容だった。

・マイクとサリーは自身の経験から爆笑エネルギーへの転換を図る。しかし世間的にその新しい試みが素直に受け入れられることはなく、出る杭が打たれる状態だった。

友人とのすれ違い、仕事へのやりがい、変化を拒む大衆など、全体的に大人なテーマだった。爆笑エネルギーへの転換というハッピーエンドで終わった映画本編に対して、実際世間がその大きな変化を受け入れられないというところが描かれていたのが、リアルで良かった。

MI、MUの要素をうまく取り入れ、映画3作目と言っても良いストーリー。序盤から張った伏線の回収もきれいだった。

モンスターズインク以外の電力会社も登場して世界観が広がり、物語に厚みが出ていた。
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