エピソード11
柳生連夜

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あらすじ
波間を進む鬼門衆の軍艦の中にしぐれは囚われていた。その軍艦を無数のヒルコ忍軍の小舟が取り囲む。しかし闇泥(やみどろ)が砲弾の雨を降らせると、周囲の海はヒルコの血で紅く染まってゆく。しぐれは涙を滲ませながら、その様子をただ見ている他は無かった。一方の獣兵衛たちは南蛮船へと乗り込む。呉越同舟となったのは裏柳生の当主・柳生連夜とその家臣。更に連夜は獣兵衛に宝玉を渡すよう迫る。一触即発の空気が流れたその時、船員に追われた少女が獣兵衛に助けを求める。船員を追い払った後も少女は獣兵衛に纏わりつき、懐にあった宝玉を盗んで逃走。獣兵衛たちと連夜の一行は、少女を巡って宝玉の争奪戦を繰り広げることになるのであった。