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コタローは1人暮らしのazusaのレビュー・感想・評価

コタローは1人暮らし(2022年製作のアニメ)
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本作を観て感じたのは、子ども(というかある人間)に対して愛情を注ぐ者は家族とは限らないということ。もちろん家族から愛情を感じられるに越したことはないが、必ずしもそうであるとは限らない。全く相容れない場合もあるだろう。コタローのように隣人や学校の先生、誰でもいいから気にしてくれる人がいることが重要だ。家族と言えど所詮他人、必要なときは引き離すことが子どもの人生にとってより良いこともある。社会はそういう状況下にある子どもを勝手に不憫がるのではなく、必要な庇護をしなければならない。親同士の関係性や経済力は関係ない、子どもは子どもだ。そう強く思った。
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