エピソード06
第729話 ダイヤと絵画と大女優

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あらすじ
小五郎、コナン、蘭は往年の大女優、白川美鈴(しらかわみすず)の屋敷に招かれる。美鈴は息子の白川京介(きょうすけ)、娘の白川千春(ちはる)と共に2階の自分の部屋にコナンたちを案内。そこには映画の小道具が飾られていた。この時、小五郎は百合の花瓶を倒しそうになり、コナンが慌てて花瓶を支える。そこに娘の白川沙織(さおり)とメイドの中西優香(なかにしゆうか)がやってくる。映画の主演女優を選ぶオーディションに合格した沙織。だが、美鈴が製作側に電話して合格を取り消したのだ。怒る沙織に対し、美鈴は沙織の下手な演技では自分の顔に泥を塗る事になると手厳しく言い放つ。
この後、京介たちは昼食を用意したテラスにコナンたちを案内する。美鈴は2つの眼鏡の1つを手に取り、ジャムの表記を確認。美鈴は庭にいる優香を呼び、バラのジャムじゃないと叱りつける。優香は買い忘れてしまったと謝罪し、京介は優香を庇おうとする。美鈴は庇うのを止めなさいと京介を諭し、優香が京介を誘惑したと決めつける。千春は自分が庭に水を撒くからジャムを買ってきてと優香に声をかける。午後2時、美鈴は日課の昼寝のため、睡眠薬を飲んで自分の部屋に戻る。
小五郎と京介が話していると、庭の向こう側の道路から大きな衝突音が聞こえてきて、自分の部屋にいた沙織も屋敷の外に出てくる。コナンたちが庭に行くと、優香が運転する車が車道から滑り落ち、前輪が庭の池に突っ込んでいた。千春が車に気付かずに道路に出て、優香は慌ててハンドルを切ったという。この騒ぎで目を覚ました美鈴は2階の窓から顔を出す。その車は美鈴が監督からもらった思い出の車。美鈴は大破した車を見て激昂し、荷物をまとめて出ていけと優香に言い放つ。
小五郎たちが車を池から出してテラスに戻った直後、コナンは2階が火事になっている事に気付く。コナンたちは美鈴を助けに行くが、美鈴は煙によって窒息死していた。コナンは部屋を出る時に違和感を抱く。消火の後、多摩川(たまがわ)刑事が現場検証。出火元は引火点が低い油絵の可能性が高く、小五郎は今回の火事は収れん火災と判断する。収れん火災はレンズ代わりなった窓やペットボトルが太陽光を集めて起きる火災。小五郎は池の水面で跳ね返った太陽光が部屋の油絵に照射したと推理する。
だが、美鈴がカーテンを開けたのは車の事故があった時の2、3分のみ。コナンは虫眼鏡などがなければ、そんな短時間では火が出ないと訴える。すると、多摩川は窓辺に置いてある眼鏡が虫眼鏡の代わりになったと推理。美鈴は寝る前によく本を読んでいたという。コナンはその眼鏡を確認した時、自分の袖に小さな黄色いシミがある事に気付いてハッとなる。この後、部屋を見渡したコナンは今回の火事が事故ではなく、ある人物が仕組んだ殺人事件だと見破って…。
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blackmonkey
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Anne
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