エピソード13
第816話 残念でやさしい宇宙人

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あらすじ
夜、OLの中島亜里紗とトリュンペルマン・スーザンが米妙寺へ続く石段を歩いていると、全身を青白く光らせた異形の生物が出現。その生物は宇宙人と名乗り、亜里紗は笑いながら宇宙人とスーザンが並ぶ動画を撮影する。その時、石段の上の方から「宇宙人だ」と驚く男性の声が聞こえてくる。男性はその拍子に石段を踏み外し、悲鳴をあげながら転げ落ちる。
宇宙人の着ぐるみを着た会社員の竹寺等は自分が事故を誘発した事にショックを受ける。石段から転落した男性、半崎安夫は絶命し、米花署の栗本刑事が竹寺、亜里紗、スーザンから事情を聞く事に。そこに連絡を受けた竹寺の友人、王見現が現れる。王見は事情を知り、不運な事故だと栗本刑事に訴え、竹寺を必死に庇おうとするが…。事故死を招いた竹寺がお咎めなしになる可能性は低かった。
翌朝、コナン、元太、歩美、光彦、灰原が石段の所でこの事故の話題を話していると、米花小1年の松本幸大が事故は自分の責任だと話に入ってくる。宇宙人がいると信じる幸大は児童館で孤立。仕事が休みの時、児童館で子供たちと遊ぶ竹寺は宇宙人の目撃談があれば、幸大が孤立しないと思って宇宙人の格好をしていたのだ。この後、コナンたちは石段の下にやってきた亜里紗とスーザンから話を聞く。
コナンは亜里紗が撮影した事故の時の動画を確認し、出来損ないのマスコットキャラのような竹寺の格好に違和感を抱く。自ら名乗ったため、宇宙人と認識したという亜里紗とスーザン。だが、それはとても宇宙人に見えるものではなく、コナンは事故死した半崎がこの格好を見て宇宙人と叫んだ事を不思議に思う。コナンは今回の事故には何か裏があると考え、皆と一緒に少年探偵団として捜査する事に。
コナンたちは半崎のアパートを訪ね、隣人の玉井常幸から話を聞く。半年前に工場をリストラされた半崎は誰かを強請っていたらしく、昨夜、半崎はその相手から金を渡すと呼び出されていたという。半崎が他界してホッとするのは強請られていた人物X。コナンはXが事故に関与していると推理する。この後、コナンたちは玉井と一緒に鍵のかかっていない半崎の部屋を調べる事に。
半崎は数日前から風邪を引いていたらしく、部屋には解熱鎮痛剤、去痰薬が置かれていた。玉井は半崎がリストラされた工場に戻れるように計らってほしいとXに電話で頼んでいた所を見た事があるという。コナンは話を聞いて工場関係者を強請っていたと推理する。半崎が働いていたのは超一流企業、三光重工の下請けの工場だった。続いて、コナンたちは竹寺から話を聞く事に。竹寺は宇宙人になる案を思いついたのは自分じゃないと打ち明け、捜査は急展開する。コナンたちは半崎に強請られていたXが誰かを突き止め、今回の事故の真相に近づくが…。この後、新たな事件が起きて…
blackmonkey
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