エピソード30
第833話 名探偵に弱点あり

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あらすじ
小五郎は拳銃を持った強盗犯を追って建物の屋上にやってくる。強盗犯は発砲しながら隣のビル屋上へ飛び移り、小五郎は跡を追おうとするが、めまいに襲われる。この後、警察が強盗犯を逮捕するが、拳銃が消えた事が判明。罪を軽くするため、逃走中に拳銃を捨てた強盗犯。その拳銃はまだ見つかっていなかった。高い所がダメだった小五郎は発砲された恐怖も重なり、軽いショック状態に陥っていた。
2日後、詐欺容疑で逮捕されていた先物取引グループ代表の榊泰三が保釈される。その様子はテレビで中継されていた。この後、拘置所から出てきた榊の前にバイクに乗った人物が現れる。ヘルメットを被ったその人物は榊に向かって発砲。榊は肩と足に被弾して倒れ、犯人はバイクをスピンターンさせて逃走する。テレビを見ていた小五郎は拳銃を見てハッとなる。強盗犯が持っていた拳銃に似ていたのだ。この後、榊の手術が行われ、弾丸2発が摘出される。榊を撃った拳銃は強盗犯の消えた拳銃だった。
命に別状はなく、全治1ヵ月の重傷だった榊。コナンは強盗犯と榊の接点を探るが、小五郎は拳銃が全く無関係の人の手に渡った可能性が高いと考える。責任を感じた小五郎はコナンと共に拳銃を拾うような人がいなかったかを思い出すために現場に戻る。そして、小五郎は強盗を追跡中に買い物カゴ、コンビニ袋を持っていた女性とぶつかりそうになった事を思い出す。小五郎は近くのコンビニを訪ね、店員から話を聞く。そして、その女性は向かいのマンションに住む常連客の可能性が高いと判明する。
コナンはマンション駐車場のカバーをかけたバイクに目を留める。それは榊を撃った犯人が乗っていたバイクだった。コナンと小五郎はバイクを所有する住人の部屋403号室を訪ねると、ヘルメットを被ったライダーが現れる。ライダーは発砲した後、ベランダから向かいの建物の屋上に飛び移って逃走。小五郎は追いかけようとするが再びめまいに襲われて断念する。外に出たコナンは近くの街路で若い女性とすれ違う。その時、コナンは硝煙の匂いを感じて振り向くが、すでに女性は姿を消していた。
この後、403号室の住人は印刷会社事務員の恩田和泉と判明。和泉は射撃の元オリンピック候補だった。千葉刑事は犯行の動機を突き止める。和泉の父親は榊グループの先物取引に大金をつぎ込んだため、経営していた工場が倒産して半年前に自殺。翌月、母親も病に倒れ、追うように他界していた。和泉は榊を恨んでいたのだ。和泉の部屋からは榊グループのパンフレットが見つかり、目暮警部たちは和泉の次の標的が榊の仲間のトレーダー、柴崎幸平とアナリスト、門田里奈だと判断する。コナンはすぐに小五郎と共に柴崎、里奈に会いに行くが、何かが引っ掛かっていた。そして、コナンは和泉の不可解な行動の理由に気付き、和泉の本当の狙いを見破って…。
blackmonkey
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だいず
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