このレビューはネタバレを含みます
「坂本ですが」大好きで前評判も良かったので期待してた。
前半は結構シュールなクスッとなる面白さはありつつ、中盤からはサスペンス要素が濃くなって、後半は家族がテーマの大団円。
サスペンスというだけあって犯罪が存在するんだけど、ここを誤魔化さないのがとても良かった。ちゃんと罪は裁かれて正当に罪を償った上での許しであったのが個人的に高評価。
一条家の問題はあの母親が狂人だったのは前提としてあの父親なんなの？
医者のくせに1番身近なとこの異常に気づかないのがおかしい。
ミギとダリの母親とのことだって妊娠して具合が悪いのを目の当たりにするまでカラクリに気づかないとか無いだろ、夫婦でしょ？
瑛二の矯正プログラム中だっていなかったことに疑問持たないのか？
そこ打ち明けられても「瑛二は夜尿症なのか？」ってバカなの？
最後なんか良い感じに出てきたけど正直どのツラ下げて、とは思った。
最終回はずっと泣いてしまった。
顔に傷ができたことで一生ミギの影として生きていく決心をするダリが切な過ぎた。
クリスマスに2人が2人であることを知っていると打ち明けた園山夫妻に号泣。
2人がようやくミギとダリとして別々の人格で生きていくことができるようになった。
事件解決しておわり、じゃなくてこの辺をある程度後日談のように見せてくれたのが良かった。
初めのシュールさからは予想外に最後感動してしまった。
