entamick

便利屋斎藤さん、異世界に行くのentamickのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

重戦士ラエルザがとにかく可愛い。強さの中に弱さも見え、それでも愛する者を守るため、自分が傷つく事を厭わない。弱い男が好む女性像の権化です。
また魔術師モーロックが耄碌でチート的な強さをたまにしか出せないという設定の妙が、この物語に深みを与えていると感じました。
便利屋の転生という大元の設定から、自分の名前を忘れたクロムがモーロックと名乗っている等の細かなことまで、随所にアイデアが光っている良作です。
現状は小さくまとまっている感が否めないので、次回作はより壮大な展開になっていく事を期待しています。
entamick

entamick