宇宙を旅する擬似家族モノとして、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』と同年に発表されたのは偶然か。
広大で危険な宇宙における究極の閉鎖的安全基地として機能するファミリーにおいて、それぞれの物語や感情が折り重なりながら紡がれていくストーリーは、回を追うごとに深みを増し、視聴者も共に行動しているかのように、愛着が湧いていく。
巨大で不確かな世界を前に、共に戦ってくれる仲間がいることによって各々が各々の物語を進んでいき、その心強さと勇気が湧く感覚を共有し、愛情がより深まっていく。
中隊の構成の良さと、メンバーひとりひとりのキャラの濃さ、さらにはゴーストという象徴的な宇宙船があることなどによって濃密でイメージに残るチームになっているところも素晴らしい。
また、クローンウォーズに比べ、シーズンごとにある程度まとまりがあるのも評価ポイント。