HAL9000

機動戦士ガンダム 水星の魔女のHAL9000のネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダム 水星の魔女(2022年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

 なかなかに痺れる面白さの1クールだった.プロローグのガッチリ固められたガンダムの設定と,学園のほんわかさの温度差に混乱したけど,ほんわかの中に確かな違和感を積み上げてきてのラストのくだりはキマってた.
 何より,世界観の味付けが面白かった.宇宙障害の医療目的で身体機能の拡張としてのGANDアームとかパーメットとかパイロットの覚醒でロボット覚醒待ったなしで熱い.オチが飛べる踊れるエアリエルはウケる.子供世界の象徴みたいな学園と大人世界の象徴みたいな企業のゴタゴタもドラマとしてわかりやすくていい.学園ふわふわで物理法則もゆるゆるかと思えば,レゴリスとか自閉症とか実弾規制とか心くすぐるセリフもあって頭使えばいいのか悪いのかは難しかった.
 スレッタとママンの会話とか,ケンカみたいな決闘に隠された兵器としてのモビルスーツとか,クラブ活動に隠れた取引とか,最後に思いっきり導火線食い破って爆発は続編が気になる.
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