このレビューはネタバレを含みます
ほんとに何気なくネトフリで再生し始めたのが土曜夜22時。そのあとソファからほとんど動けずに5時間が経過し今は日曜の早朝3時です。
とんでもないストーリーだった。
まどマギ、大学の頃に友人が見ていて、「なんか可愛い話かと思ったら鬱アニメで…」と言っていたくらいの知識しかなかった。ちょっと暗い話なのかな?とか、胸くそ悪いシーンがあるのかな?とか、そんな程度の見積りだった。
なんかずっと、テンポよく地獄だったんですけど………。
そもそも最初の、あのキャラデザに似つかわしいやたらサイケデリックな空間に迷い込んで、そこに巴マミさんが駆けつけてバカスカ鉄砲撃って相手を倒すシーンがとても怖かった。違和感しかなくて、すでに「何かわたしはとんでもない思い違いをしているのでは…?」という予感で震えていた。3話でマミさんが死んじゃって、そこからはもう止められなかって。
なんなんだよ、このアニメは…。
じょじょに紐解かれるこまかな謎。ソウルジェムとは。魔法少女とは。なぜかキュゥべえの先をいく暁美ほむらが頼もしいが不気味で。魔女とは。
ほむらちゃんがただまどかを助けたい一心でしていたことが、逆にまどかを魔法少女という因果に縛り付けていた、というの、あんまりだよ。そしてほむらちゃんが諦めたらその瞬間に魔女になってしまう、というのもまた。
さやかちゃんのくだりはいくらなんでもきつかったな。しかしキョーコさんは救いだった。エンディングが、さやかちゃんを救うキョーコさんの絵になってたの、泣いた。
まったく言葉がまとまらないしまとめる必要もないけど、とんでもないアニメだった。これを一気に見られたことは幸福だ。
何度も何度も、気づいたら身を乗り出すようにして見ていたり、我知らず息を止めていて酸欠になったりした。すごかったな。こんな体験なかなかできない。