なにぬねのの

藤子不二雄A 夢魔子のなにぬねのののレビュー・感想・評価

藤子不二雄A 夢魔子(1990年製作のアニメ)
3.8
美人で優しいのにやってることは、
笑うせえるすまんと、ほとんど同じ…笑

会社は学校じゃないのよと母親から叱責されつつ、コネで入った会社でいつもぼんやりしてしまう若者…
それは、本人の能力的な問題で、仕事場では疎ましがられる一方。

この時点でシンパシーを感じてしまってきつかった笑

唯一のおいしいコーヒーを入れるという特技に、
夢魔子に気付かされ、会社でコーヒーをいれ、わずかながら周りの役に立つことができる。

母親にお茶汲みの仕事などさせるなと会社に電話されてしまう…

藤子・A・不二雄は、現代人の生きづらさをかなり先取りで見抜く、観察眼もすごいし、彼自身葛藤を乗り越えてきたんだろう

そして、優しくて繊細でサドなんだろうな…笑

もっと知りたい漫画家さん。

男女の家事の分担なども、古いアニメの割に価値観が新しくあまり不快にならなかった。
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