ラン

小公子セディのランのネタバレレビュー・内容・結末

小公子セディ(1988年製作のアニメ)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

若い時に観て内容は覚えてないですが
良かった印象がありましたが
改めて観て変わりました。

最初はセディは純粋なのかと思ってましたが、
無知で鈍感なんじゃないかと思うようになりました。
その無知で鈍感なのを純粋だと勘違いした周りの大人たちが傷つかないように、事実を言わないようにして気を遣ってるのが観てられなかったです。
しかし耐えて観続けるうちに、
だんだんもしかしてセディは無知なフリをしておじいさんに嫌味を言ってるんじゃないかとも思えるシーンが何度かあり、
特にエピソード33の手紙は酷くて聞いてられないほどの嫌味で、かえっておじさんが可哀想になって来ました。
めちゃくちゃおじいさんを傷つけるセディ。

母親がとんでもなくて
そのセディの無知さ鈍感さを利用するとは!
エピソード31で母親はセディをたらし込めて、おじさんを間接的にコントロールして
おじさんにお金を出させようとして、とんでもなく悪どかったです。自分が頼んでも無理なのはわかってるからセディを利用してました。
またその母親は、
不自然すぎるほど弱すぎるし頼りない。徹夜しただけで体調が悪くなる。しかもまだ一着しか製作してないのに。
そして
病気の人を看病して、逆に本人が倒れてしまい患者より弱いし。より周りに迷惑をかけてるし、母親なのに息子に心配をかける頼りない母親でした。
それならおじいさんが結婚を反対するだろうなと思ってしまいました。任せてたらその子供は路上で野垂れ死ぬおそれがある。
ほかに母親の奇行が気になったのが、
セディの帰りが遅いと心配してるのに探そうとせず、1人悲しみにくれるだけと言う。何してるの?と言うような立ち居振る舞いで呆れてしまいました。

ペリーヌ物語もそうでしたが、セディ親子も人が稼いだお金で良いことをしたがる。それで自分が行ったような満足感で得意顔。いやいやおじいさんの力だから。

あと当時は気にならなかったのですが、野球野球とうるさいけど、原作もそうなのか?という事。しかもバットを作って売るシーンもあったし違和感のあるシーンでした。
違和感と言えばコッキー。このキャラクターも原作に居るのかと疑問に思いました。

いろいろと気になって、すんなりと観ることのできる作品ではなかったです。

 
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