2023年冬アニメ評価6位。
解せない点も多々あるが面白かった。
金儲けが目標で現実世界とのパイプを持っているというのは「とんでもスキルで異世界放浪メシ」被り倒しているが、より現実と近いことで更なる無茶が出来る点が面白い。ネットスーパーの何倍も幅が広がるし、人も連れて来れる。何でも出来るのだからストーリーも無限。極論、タワマン建てて家賃収入とかも。
ただ解せない点だ。
こんな異世界と現実を行き来出来るってストーリーを許していいのか？
異世界とはファンタジーRPGの世界に偏っている。それこそ解せないが、それを納得する為に自分の中で理解させた点がある。それは現実で死ぬ事で普段遊んでいたゲームの世界に精神が迷い込む、つまり今際の際に見た夢の世界がその人にとっての異世界であると言う解釈だ。
なのでバスケットボールゲームばかりやってる人ならNBAに転生したっていい。ただし現実は死んでる前提じゃないとその前提が無くなる。
なので行ったり来たりは無しだ。有りにするなら合理的な説明をして欲しい。
もし私が最終回のストーリーを作るなら、ミツハも家族と同じ時に死んでいたという最低のオチを付けて終わるかな。傭兵達もまた戦地で小隊ごと殲滅されて今際の際を彷徨っている。現実と見えるのは、そう見える異世界だった。
そして、エンディング後に本当の現実、ミツハの葬儀、近所の人が亡くなってもなおミツハの気配を感じると噂する。ラストシーンは遺影に手を合わせる兄の後ろ姿。
どう？ゾッとするやろ。
