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ドロヘドロのセツのレビュー・感想・評価

ドロヘドロ(2020年製作のアニメ)
4.3
ある魔法使いによって、顔を爬虫類に変えられ、記憶も失った”カイマン″は顔と記憶を取り戻すべく、その魔法使いを探す。
ホール(現世)は、″ドア″から″実験″にやってくる魔法使いが蔓延る混沌の世となっている。

大人が楽しめそうなアニメ。さすがMAPPA枠。
独特な世界観を見事に表現したアニメーション。原作は知らないけど、再現率やアニメクオリティは原作勢も大きく満足する仕上がりなのではと予想する。
正直作画で敬遠していた部分はあるけど、クセになるアニメでもっと早く観ておくべきだった。

人間側と魔法使い側、それぞれのストーリー、そして入り混じるストーリーが展開されていく。
主人公はカイマンだとは思っているけど、どうにも魔法使い側の尺の方が長く感じる。
心・能井バディが魅力なのはもちろんのこと(おそらく作者のお気に入りキャラ)、煙の不思議な魅力。カリスマありつつもお茶目で憎めない不可欠なキャラクター。
カイマン側だけの視点ではここまで面白いものになっていないと思うので素晴らしいストーリーの組み立て方だと思う。

ただ終わり方。
原作23巻で完結し、アニメ1期は7巻途中まで放映したらしい。
3期分くらいの放映が妥当だと思うが、果たして続きはあるのだろうか。
視聴率、反響から考えてもおそらくあるとは思うけど。(希望的観測含む)
期待値も含めた評価にさせてもらう。

※本作多少グロシーン有
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