合身戦隊メカンダーロボの9の情報・感想・評価

合身戦隊メカンダーロボ 第9話 最後の戦線 南シナ海 毎回面白いけど、今回はいくらなんでも面白すぎる。軍人の使命を全うして妻の死に際に会わない父に、「あんな立派な父でないほうが良かった」と涙する娘！絵空事ではないリアリズム！ 今回の話はすごいな。2万5千人の避難民をする救助することが妻を看取るよりも重要なのだという点は自明で、「父さんが間違ってたよ！さあ急いで会いに行こう！」とはならない。でも理屈ではわかっても割り切れない。だから感情があふれる。このやりきれなさよ。情感がこもっている。 イデオンでよく見るアオリ。カッコよすぎる。調べたら湖川友謙の別名義なのか。汗を流す鬼気迫る表情とか、おじさんがカッと目を見開く顔とか、感情がひしひしと伝わる絵が素晴らしいね。 あと今回はアクションも良かったね。残弾数を気にしながらの緊迫感あふれる空中戦から、ミニスカパラシュートのサービスという緊張と緩和。ロボ戦ではミサイルが画面の奥に飛んでいく立体的な絵作りや、触手で拘束されるピンチを「武器が使えない」と説明したり、足先のミサイルで脱するメカ的な攻防が面白い。こういう面白さは富野感あるなぁ。