作画もストーリーにも惹かれた。
プロデューサーは台湾系アメリカ人でクリエイティブディレクターでもあり、Mulanにも参加されているJane Wuさん。
ご自身も武道館を嗜むそうで、刀で闘うシーンの為早い段階から実際の殺陣師をつけて動きを取り入れ、アニメーター達にも描く人物の振り下ろす刀動きや力加減を体感して貰うため殺陣のレッスンに参加させたりしたのだそう。
登場する人物達は少しMulan的な顔立ちというか日本人というより、やや西洋の人が思い浮かべるアジアン的要素の強い瞳な気がするが、そんな事は気にならないほど着物や風景の作画や立ち回りが美しく、吹き替えで見ても和歌のやり取りや地名などからも違和感なく日本の17世紀なのだと感じれたし、何より世界観に没入できた。
まるでシリーズものの韓流ドラマのように、というとたとえがおかしいかもだが一気に観たくなるし観てしまう作品。
原案のアンバー&マイケル夫妻は、アニメである事を忘れるアニメにしたかったそうだが、言わんとする意味は分かるしいつか実写版も観てみたいくらいの迫力と世界感だった。