遥か昔から、5つの柱石により外敵から護られてきた日本。 柱石を護る術者の分家に生まれた一瀬華(いちせ・はな)は、 幼いころから優秀な双子の姉と比べられ、虐げられ続けてきた。 ある日突然、華は強大な力に目覚めるも、平穏な生活を望んで力を隠し、落ちこぼれ術者として暮らしていく。 しかし、本家の若き当主である、一ノ宮朔(いちのみや・さく)にその力を見抜かれ、強引に結婚を迫られてしまい——? 華は望んでいた静かな暮らしを手に入れることができるのか。 これは、見捨てられた少女が本当の自分らしく生きるための、はじまりの物語。
©クレハ・ボダックス/KADOKAWA/「結界師の一輪華」製作委員会