
アーマゲドン――世界の終末に果たされる、善と悪の最終戦争。 その定められた勝敗は、覆された。 「死にたくない」 人々が抱いたその切なる願い、その救いなきエゴが、悪神に力を与えた。 八十億の人類は供犠に捧げられ、生存を許されたのは、わずかな者たちのみ。 悪神の玩具として、弄ばれ続けるために。 宇宙開闢以来、幾度となく繰り返されてきたフラショケレティは、ここに初めて潰えた。 太陽は、もはや昇らない。 理の狂った世界で、ただ一つ価値を持つもの。 それは、人間の【血】。 血は貨幣。血は燃料。血は――武器。 数知れぬ犠牲の果てに、魔術師たちは一つの術式を編み上げた。 少女の【血】を、魔を討ち滅ぼす刃へと変える禁断の秘法。 血を武器に。命を武器に。人間そのものを、魔に抗う最後の武器に。 選ばれた……生き残った……呪われた最強の少女たち。 血戦人間――。 妹は、魂を奪われた最強の血戦人間。姉は、生まれながらに歩くことができない。 されど、この世でただ一人――彼女の血だけが、眠れる妹の力を目覚めさせる。 エヴァとエピカ。 終末の闇に結ばれた、運命の姉妹よ。 世界を穢した悪魔どもを―― その血をもって…… ぶっ殺せ!
©岸誠二・上江洲誠・PONY CANYON/Maiden Blood製作委員会