映画ケーン

パンチラインの映画ケーンのレビュー・感想・評価

パンチライン(2015年製作のアニメ)
3.9
パンツを見たら強くなって、2度見たら世界が滅亡する、という出オチっぽい話だけど中身は『逆シャア』。
でも、勿論パンチラも忘れちゃいないぜ!

評価は低めだけど、結構面白い。
低い理由は多分、出オチのエロアニメを期待して観たら壮大な展開を見せられる、1話観ただけでは出オチ”じゃない”ってのが分かりにくい、ってのだと思う。

それぞれのキャラの部屋がしっかり作り込まれてる。最近のアニメは背景が雑だけど、しっかりしててどんなキャラなのか、どんな場所なのか分かりやすい。

ただ、古来館そのものが周りと隔絶された場所にある理由が気になる。
限られた空間での限られた時間(青春)って感じで『ブレックファストクラブ』の独特の雰囲気に似たものを感じる、って意味では良いんだけど…

2度パンツを見ると世界が滅亡、なぜか幽体離脱した遊太、なぜか説明不足な猫、女の子だらけの館になぜか1人だけ男、なぜか1人だけがストレンジジュースというヒーロー、意味不明な行動をするミヤケン。全部がパンチラへと繋がる…!!
何気に伏線回収のやり方が上手い。伏線は性質上伏線だとバレたらダメなんだけど、上記の「雑なだけ」に見える設定が実は繋がってたりする。唐突だけど取って付けた感じでも無く。

12話は結構感動的。
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