映画ケーン

アルドノア・ゼロの映画ケーンのレビュー・感想・評価

アルドノア・ゼロ(2014年製作のアニメ)
2.6
ジャケが格好良くて観たけど、『∀ガンダム』の劣化版という感じで残念。

『戦闘妖精雪風』を観てしまったあまり、こういうアニメはままごとに見えてしまう。『残響のテロル』『東のエデン』に感じた中高生向け感というか。気取ってる。

ゲーム『マブラヴ オルタ』の様な軍隊のリアリティは無く、『雪風』の様な機体のリアリティも無く、『∀ガンダム』・初代『ガンダム』の様な戦争とそこで戦う人・民間人のリアル、1話毎の短編としての物語的な完成度も無く。全体的に中途半端。

説明台詞だらけ。状況が物語を引っ張ってるのではなく、台詞が物語を動かそうとしてる感じ。他者に翻弄される「人間」ではなく、作り手に説明を言わされてる「キャラクター」。絶対的に正しい主人公は面白味が無い。
一国の姫が「戦争は、平和を願い憎む事をやめれば無くなる」って考えてるのは流石におかしい。

アクションが面白く無い。圧倒的に強い相手に頭で勝つのは良いんだけど、手も足も出ない絶体絶命の状況で頑張って勝つのではなく、勝利の前に論理的な説明台詞を入れてるだけで絶体絶命になる瞬間が無いからハラハラが無い。

お昼の放送でこのクオリティならそんなもんか、って感じたけど、深夜放送なのか…
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