このレビューはネタバレを含みます
自殺肯定派なので「分かる…!」となる場面が多かった。
盛り上がり的には7話がピークかな。
正崎さんが”善と悪とは”を最後にハッキリ言ってたけど、私はそれに納得ができなくて結局人によって違うとしか言いようがないなと思った…。
善いことは”続くこと”、悪いことは”終わること”って言ってたけど、その人にとって生きるということが地獄が続くことなのであれば善くないし、その地獄から逃げるために命を終わらせることはその人にとっては悪いことではなく善いことになるので、自分の命を自分で終わらせることは少なくとも私は悪とは思わない。
人の手によって命を奪われるのと、自分の命を自分で終わらせるのとでは全然意味が違うと思ってるけど、死にたいと思わせる要因を作ったのは他人なので、結局は自殺も人の手によって命を奪われてるのと変わりはないかもしれない。
でも自分で選択できる最後の救済が自殺であってもいいと思うし、生きることに苦しんでいて死を望んでいる人に「死ぬことは悪だから」とか、「居なくなるのが寂しい」から生きることを望んでる人の方がエゴイズムで悪だと思う。
死を軽く扱うことは良くないけれど、自殺はもう少しポジティブに捉えられてもいいのではとこの作品を見てより一層考えさせられた。