yama

映像研には手を出すな!のyamaのレビュー・感想・評価

映像研には手を出すな!(2020年製作のアニメ)
4.3

この独特な声、伊藤沙莉さんだと思った。
すごく好きです。

舞台が水に浮かぶ都市でそこも凄く見てて面白い。こういう空想都市とかがたくさん出てくるので見てるだけで本当に面白い。

ものづくりをしてると、矛盾や動かせないこと思い通りにならないことに気づく。
人の目なんか気にせずかきゃあいいんですよ。
そんな度胸がありゃ苦労せんよ。
あんたがダメだと思うからこの作品はダメなんですよ。他人なんて関係ない。あんたはあんたが満足できるロボットを描く以外選択肢はないんすよ。みんなあんたが指示したものに近づけるために最善を尽くしてる。それはあんたがいいものを想像してると期待してるからです。私は文化祭に間に合うなら内容についてとやかく言わない。だが出来上がったものがクソ面白くなかったら責任は全部お前にあるからな。なぜならあんたは監督なんだ。

私の小さなこだわりに気づかない人がいるかもしれない。
チェンソーの振動が見たくて死にかかってる人がいるかもしれない。私はチェンソーの刃が跳ねる様子を見たいしそのこだわりで生き延びる。大半の人が細部を見なくても私は私を救わなきゃいけない。動きの一つ一つに感動する人に私にここにいるって言わなくちゃいけないんだ。

自分も仕事として物作りをしています。
この仕事が好きでやってるけどぶつかる壁も多い。これが良いと素直に言えないことも多い。でも私がこれが良いって言わなきゃいけないんだ。私が迷ったらみんな迷うんだ。

私が今まで感じた不安とか、そういう壁。このアニメ見て全部間違ってないって思えた。

満足なんてできない。もっともっとって欲が出る。

天才は努力する人には勝てないし、努力する人は楽しむ人には勝てない。

あー。最高のアニメだ。
yama

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