まな

ベティ / スケート・キッチン シーズン2のまなのレビュー・感想・評価

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最近題材は違えど中身が性だの恋だの愛だのの話ばっかりで均一すぎて嫌になってきた。ユーフォリアでくたくたになった後に、なんにも考えないでよさそう〜とか思って観始めたけど、このドラマもそっちなんだっていう、映画からはちょっと想像つかなかった。

ひとつを観てても分からないけどいろいろ観ると、あんなに泣いたり勇気をもらったりしたあのドラマもあのドラマも"コンプラの枠内でゴリゴリに計算だてて作られた大衆受けするもの"だったんだってことが俯瞰で見えてしまった、みたいな気になって、映画とドラマに多大な時間を費やしてきた人間として絶望というか、俺は意味のない虚構を虚構と気付かずに好きでいたのか(もちろん意味がないなんてことはない)っていう気になってしまって。
図らずも絶望のワンパンくらわせたのがユーフォリアで、こんだけ数があれば十分だ計算された虚構はやっぱりあるって気にさせたのがBETTY s2。

町山さんの観るべき映画の話がずっと頭の中でループしてる。映画は作るべき人がいて観るべき人がいる。映画は極めて個人的なことのために作っていい。
だからビッグ・フィッシュはずっと刺さり続けてるし、アリ・アスターは希望の星。

BETTYミリすら関係ないけど観終わった後の気持ち。
まな

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