最初、思ってた感じと違くてあまりハマれないかも、この母親なんか無理だし、かなり暗い話じゃんと思っていたけど、無意識のうちに自分でも母親は完璧であるべきだみたいなバイアスかかって見てしまっていたことに気づいた。親子の設定以外はギルモアと正反対でした。基本的なテーマは10代の危うさとかトラウマとかメンタルヘルスについての話なんだな。あと女性1人で生きていくには制度的に難しい世の中で、ジョージアには武装する理由があったんだと思った。やってる事は許される事じゃないけど、すべて10代の時に置かれていた環境に起因していることなんだと思うと周りの大人たちの責任って重いよね。ティーンネイジャーのメンタルヘルス問題の作品って最近とても多い(良い事！)し今っぽい＋人種問題、フェミニズム、文学・詩の引用・言及多し(少しあざとい感じは否めないけど)、ノワール味、がある良作かと。
