#コントが始まる
実は、そんなに期待していなかった。
若手人気俳優集めて、どうせ視聴率狙いなんだろうと思っていた。
でも。
まだ3話目なのに、どこが伏線になるんだろうってずっと目離せないくらい惹き込まれるし、演技とは思えない俳優陣のリアルな表情とか雰囲気に毎回やられている。
あんな失礼なこと思っていた自分をめちゃくちゃ殴りたい。
3話。
中浜さんに何があったかを、あえて回想シーンも余計なBGMも入れずに話だけで展開していくの、本当に私もその場で聞いているような感じがして、すごかった、ぎゅっとなった。
｢私が頑張るからダメなのか。頑張り方が間違ってるのか、分からなくなった。
でも、寂しい。頑張らないことを選択する日が来ると思わなかったし、頑張ってしまって、また傷つくのが怖い」って、きっと誰でも経験したことのある気持ちを代弁してくれて、ありがとう、って中浜さんをハグしたくなった。
このドラマの何がいいかって、
1話の中でもひとりひとりのキャラが立っているというか、それぞれが主人公って感じで、だれひとりとして｢脇役｣ではないところだと思っています。
妹ですら聞きづらかった話にすんなりと踏み込んで行く太賀の優しい明るさにやられた人、瞬太だからこそ言える「ドアをノックし続けることが大事なの。着信履歴は心配してるよっていうメッセージ」ってセリフに胸打たれた人、きっといっぱいいる。
"頑張ること"とうまく折り合いをつけながら生きることを決めた中浜さんも、弟が自由に生きられるように長男として"頑張ること"を決めた春斗兄も、どちらも素敵です。
