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西郷どんのlavandaのレビュー・感想・評価

西郷どん(2018年製作のドラマ)
5.0
初めて最初から最後まで観た大河ドラマ。

主役の鈴木亮平さんはもちろん、二階堂ふみさんや黒木華さん、北村有起哉さ
ん、青木崇高さんなど、出演者が本当に豪華。
個人的には大野拓朗さん演じる半次郎の役がかっこよくて好きだった。





以下はあくまでもこの作品の登場人物に対しての感想(*内容含む)


観る前、西郷さんに対しては「人望が厚かった」というのは何となく聞いたことがあったけど、全47回最後まで通して観ると、この人が尊敬される理由がよく分かった。ただ、だからこそと言うか、人を惹きつけてやまなかったからこそ、あの結末になったのだと思えて切なかった。

あと、終盤になるにつれて深まっていく大久保さんの闇が印象的だった。真っ直ぐ一本筋が通って堂々としている西郷さんに対して、昔は憧れも混じった友情を育んでいた大久保さんが、明治時代に入ってからどんどん独りよがりになって西郷さんに対する劣等感に飲まれていく様子は見ていて悲しかった。
江戸時代に島流しにされた西郷さんを懸命に助けたのも大久保さんだったのに、最後の最後で劣等感に飲み込まれて、その大切な友人に対して攻撃的になってしまい、それがあの結末に繋がってしまった。最終回で、それまでずっと表情を強張らせていた大久保さんが「鹿児島県」の札を見つめながら感情を出していく姿は本当に切なくて涙出た。

「敬天愛人」を体現する西郷さんの生き方は個人的にもとても好きな生き方で、これまでも、悪意や妬みの感情を向けられても相手に同じそれを返さないようにしようと自制してきたけど、この作品を観て、これからもその姿勢は持ち続けたいし、堂々と生きていきたいと改めて思った。