アメリカの宗教を背景にした人種差別の歴史を、表面的なものじゃなくてもっと奥深い部分を垣間見れるドラマ。
描写がかなり露骨だから、見たくないものには蓋を系の人は厳しいかも。全然平気なわたしもちょっと目を覆いたくなるシーンがあった。
舞台は1950年代だけど、エピソード9の一瞬関係なさそうな南北戦争前の話が、このドラマの本質を描いていて特によかった。
大昔からある人間の共同体である宗教を、同質のものは慰め合い、異質なものを排除する存在として描いていた。
そもそも善悪はっきりとしている精神的なものは、この世の中あんまりないのだから、人間は弱い生き物だなぁ…
『アメリカンホラーストーリーズ』とか『ザ・テラー』みたいに、シーズン2また違うテーマでやってほしい。