1950年代のアメリカで、白人居住区に引っ越してきた黒人一家に起きる10日間の出来事を描いたサイコホラー。
スティーブン・キング的なホラー要素を存分に盛り込みながら、未だに差別を受け続けるマイノリティの心情を描いていた。
ずっと息苦しく、嫌な緊張感が続くのに、もっと見たいと思わせるのが上手いなと思った。一連のジョーダン・ピール作品よりはエンタメ作品として楽しめたなー。
純粋なホラー作品を期待して見ちゃうと、完走できないかも。
主人公一家がギリギリまで追い詰められながら迎える最終話も良かった。
もしシリーズが続くなら、今度は(最後に車で街を去ったあの人を主人公にして)違うマイノリティたち(別の"Them")を描いたりするのかな。