もも

ゼム シーズン1のもものネタバレレビュー・内容・結末

ゼム シーズン1(2021年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

10話がソードマスターヤマトすぎてちょっと笑っちゃった

家系ホラー×人種差別モノで1〜8話まで全部人間怖いんだけど、後半はがっつり呪怨ばりの幽霊モノに変わってくるの面白かった。
ただ幽霊モノとして見るには人怖いパートが色々キツすぎるので見るの辛いんだな、救いもないし、終わりまで見ても救いとはいかないので、ウーンつらい!ザラザラが残る感じ。その割にゴアシーン控えめで人体破壊はオシャレ演出が走ったりしてちぐはぐ感もある…。アッそこはカットしちゃうんだ!みたいな。ちゃんと見せないことで配慮してるのかもしれないけど、ゴアが好きで見たかったっていうのではなくて、よくある人体破壊の瞬間に苦しんでる人物にカメラが映って苦悶するみたいなのは許せて、オシャレカットインはなんか嫌なのよなあ…。
フィクションとしてのゴアや人体破壊はちゃんと作るのが難しいから、そこをオシャレ演出で避けられると製作費的に!?みたいに気が散ってしまうというか。。

幽霊ものとして結構ちゃんと対峙して終わったのは良かった。1話で解決してしまったのでメンタルそこそこ弱い幽霊みたいになっちゃったけど…。
あと家族それぞれが抱えたトラウマや後悔に合わせて悪霊?側がビジュアルを変えてるの良かった〜。それぞれ個性があって可愛い。ミス・ヴェラの襟が本のようだったり、旦那をそそのかしていたいたタップマンが実は白人で嘘つきだったことが分かったり。
一個の事件から家族の仲がバラバラになって、心の隙間につけ込んできた幽霊VS主人公家族みたいな構図が分かるまでは、どこに着地するんだ!?ってハラハラ見れるのも好き。
ただなんか、救われないのよなぁ〜。。
もも

もも