イノセントのしまのネタバレレビュー・内容・結末

ダニの父親の気持ちが痛いほどわかって辛かった。あいつだー！！あいつは殺人者だー！あいつのせいで不幸になったんだー！！！ってずっと憎んでいるといつの間にかそれ以上の殺人者になっているのが。最終話はかなりその憎しみに、共感するあまり呆然と暗い気持ちにならつらくなりました。
不法移民になるような国の貧困層に生まれなくてよかった、と感謝するようになります。
パパから卒業できない女刑事の葛藤も、人から信用されないが故にその恐ろしさから墓穴を掘っていく主人公も、キミーの気持ちも、痛いほどわかります。歳をとるといろんな感情を知るが故に共感して涙もろく泣いてしまいます。
ダニの母親のように人を許せる人間になりたいものです。