安定の日曜劇場。しかも今回はハリウッドとの共作。にしてはダイバーのシーンも次第に減り、マンネリ化と雑多さが際立った形に。続編するのかな…。
画の強さが持ち味であり、その迫力がある種持ち味となっている日曜劇場。しかし、今作には関してはそこが良い風には作用していなかったと思う。スケールも、導入に関してはDCUの部隊に対して見合っていると思えない。また、ブラックバタフライが出てからダイブのシーンも減り、いつものテイストに。それでもドラマとしてのテンポやスケールは面白さに直結する。やいのやいの言いながらも。笑
そう感じさせるのは、キャストの起用方法も1つある。芸人や落語家、ミュージシャン…多岐な才能を組み合わせながら反応させることで、深みが出てくる。岡崎体育さんと土佐兄弟・有輝さんなど、チームの中にも投入することで、ドラマの色味を鮮やかにしている。春風亭昇太さんもいい感じに立っているし、吉川晃司さんのダークマターな感じはたまらない。
その一方で、阿部寛さんの起用には首を傾げる。「ドラゴン桜」から間隔を開けず、映画『とんび』や『社交辞令は音楽隊！』などの主演も控える。ただでさえ濃いキャラが続くだけに、さすがにこちらも満腹。主演として続きすぎて胃もたれしている節はある。
流行りの続編匂わせ型で終わった本作。同じ時間にカムバックか、はたまたスクリーンか…。いずれにせよ、水を使ったアクションは増してほしいと願うばかりだ。
