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シー・ハルク:ザ・アトーニーのタロウのレビュー・感想・評価

4.1
『SHE HULK: Attorney at the Law/シーハルク: ザ・アトーニー 』



"アベンジャーズ"のハルクことブルーズ・バナーの従兄弟であるジェニファー(演: タチアナ・マズラニー)は、彼の運転する車で移動する際に不幸にも事故に遭ってしまう。しかもその時に、傷口にブルースの血を浴びてしまった!これが何を意味するか、、そう、超人ハルクの力と姿をジェニファーは手に入れてしまったのだ。自身の経験から、ブルースはハルクとしての生き方をジェニファーに教えようとするが、ジェニファー自身は弁護士としてのこれまでの生活を到底捨てるつもりはなく真っ向からブルースと対立!果たして、ジェニファーは弁護士とスーパーヒーローという二足のわらじで活躍することができるのか、、?


○「第四の壁を越えてくる」というのは、Youtubeでマーベルに詳しい方の動画を見て分かっていたことだったけれど、蓋を開けてみると想像以上!ハルクの名の如く、何もかも"スマッシュ"してぶっ壊してくシーハルクの活躍は見てて爽快だし楽しかった!(言わずもがな最終回なんか特に笑)
 ジェニファー自身も明るくて面白くて、愛されキャラって感じだし彼女の周りを囲むニッキーにパグ、エミルと仲間たちに家族のみんなまで愛すべきキャラクターばかり。見ててクスッと笑えるようなやり取りが多いのもまた魅力の一つだった。

 ただそんなイメージに反して、ジェニファーがとにかく報われずに可哀想な思いをする展開が多くてそこはかなりモヤモヤして複雑な気持ちになった。ハルクの力のせいでやいのやいの言われたと思ったら、逆にシーハルクの姿だと男性が寄ってきたり、期せずして授かった力と姿の間で苦悩して苦悩して苦悩するジェニファー、、一刻も早く報われてくれ!って何度思ったか、、笑

 そんな思いでいたら、気づいた時にはもう終盤まで話は進み、デアデビル/マッド・マードックが満を持して登場。スマートでユーモアな人柄はNetflix版そのまま、さらに陽気さがマシマシになってた笑 そんでまさかああなるとは、、笑

 そして最終回、、物語全体としてはそこまで面白かったとは正直思えなかったけれど、あの演出を取り入れたってことに何よりも意味があると思う。あんな展開見たことないし、一瞬ほんとに自分のパソコンの不具合かと思ってビックリしたよ笑
 「MCUってこうだよね」ってファンの思ってることをジェニファーが全部、とはいかないまでもたくさん代弁してくれた感じもするし同時に、あれだけ辛い思いをしてきたジェニファーだからこそあそこまで主張するのも納得。バトルシーン少なかったのは残念だけれど、衝撃度で言えば、これまでのドラマシリーズではダントツ一番!









(※以下ネタバレあり※)
 マットとジェニファーの関係、ハルクの息子・スカーの存在、またしてもエミルを逃がしたウォンの思惑、、今後も気になることが山ほどあるなぁ。特にウォンはまじで何やってんの?って感じだけど笑
 
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