原作アニメ版キャストによる吹き替えと菅野よう子さんの劇伴の貢献が大きいね。これ無かったら評価はほぼゼロ。
スパイクがおっさんだろうが、フェイが美人じゃなかろうが、ジェットとアインはまあまあだし、想像してたよりカウボーイビバップ"風味"には仕上がってる。が、感覚のズレ具合は、オープニングで変な日本語フォントを採用したダサさに総てが象徴されている。
明るく見えていながらどこか切なくなるような原作版の侘、寂や風情、粋は望むべくもない。
キレる小悪党感満載のビシャスがとにかく頂けねぇ。感情先行の阿呆かと。またもや流行りのトラウマ設定はそろそろ禁止な。それにも増してジュリアの性格改編は赦せないレベル。どうしてこうなった。彼の国はもはや元々の設定では共感を得られないのか、それともある層への忖度した結果か。そうそうフェイのアレとかもね。そういうの要らないから。
そんで、やっと終りか~と思ったら、最後の最後にとんでもない地雷が埋まってた。もうこれでセカンドシーズンが無くても諦めつくよね。