トムトム

カウボーイビバップのトムトムのレビュー・感想・評価

カウボーイビバップ(2021年製作のドラマ)
3.0
大人気アニメの実写化ということでファンは厳しい目で見る事うけあいでしょう。

しかし僕はアニメの1話しか観たことがないので特別な思い入れもなく観てしまったかと思います。
今作とエヴァは当時なんかものすごい勢いで勧められた記憶があります。

という事で感想としては制作陣が「カウボーイビバップ」が大好きなのは伝わって来ますが、全体的にモッサリとダサめな感じでした。

ファンで無くても知っている超有名なOPを再現していますがアニメ版で英文が流れてくるのが日本語に変更されていて絶妙なダサさがあります。
いやもしかしたらアニメ版の英文は海外の人にしたらダサかったのかも。

大量のアニメや漫画の実写化を観てきた経験からすればストーリーや展開を変えてもキャラクターの解釈を変えていない作品が成功している様に思います。

翻って今作はファンの方からしたらどうなんでしょう?

スパイクを演じたのは韓国系アメリカ人のジョン・チョー。
「search」の主人公で有名ですかね。
アクションは頑張っていますがイマイチモッサリ感が……
年齢が49歳と言うことが問題になったそうですが日本アニメのキャラ年齢設定は低すぎるのでまあいいんじゃないでしょうか。

相棒のジェットはハマっているんじゃないでしょうか。
黒人マッチョのバディというのは……と違和感を覚えてアニメの1話目見直しましたがジェット黒人じゃなかったですね。
「ブラックラグーン」のダッチとごっちゃになっていました。

フェイもビィシャスもアニメ版で観たことないのでこう言うもんかなと観ていました。
ビシャスは「ボーイズ」で肛門に爆弾詰められて爆殺されたトランスルーセントやってた人みたいですね。

あ、絶対日本語吹き替えで見ることをお勧めします。
山寺宏一と林原めぐみパワーで違和感がかなり減じると思います。

ハードボイルド物の翻案的な原作アニメをアメリカで実写化した事で何か普通な作品になり独特の魅力が無くなった様な気もします。

あからさまなシーズン2への引きで終わりました。

アニメや漫画の実写版を観るときの必勝法は原作よりも先に実写版を観ることですね。

こうすると「鋼の錬金術師」も「テラフォーマーズ」でも何でも漫画化アニメ化が大成功した作品のように感じられますね。

僕も今から「実写と違うね〜」と言いながらアニメ版を見たいです。
トムトム

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