貧困で八割の生徒がバイトしてるという割には、身なりが派手でタバコ吸う金があったりケータイ契約してたりふざけてバイク捨てたり、とてもじゃないけど苦労人には見えない生徒達に違和感を覚えた
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ドキュメンタリーではなくあくまで実話をモチーフにって事なので大なり小なりの脚色は当然あるんだろうけど、物語の核となる生徒達の設定があれではリアリティーに欠け『困っている生徒』という感情移入は出来なかった。
ただこれはあくまでも若年層の世間知らずな新任教師二人の視点で描かれてる物語。これが本当に実話を忠実に再現したというのであれば、過酷な教育現場、洗脳、いじめ、発達障害、低賃金バイト、行き過ぎたゆとり教育、校長の真意等々、、この二人が見えてない気付いてない部分でかなりの深い闇や本当の意味での社会問題を勘繰らざるを得なかった。