オジサン

仮面ライダーリバイスのオジサンのレビュー・感想・評価

仮面ライダーリバイス(2021年製作のドラマ)
2.0
最初に簡潔にこの作品を評価すると、良く言えば優等生な作品。悪く言えば面白味のない作品という印象。
私は申し訳ありませんが、何か大きな不満があるわけでもなく第1話でもういいかなと思ってしまう作品でした。

要するに印象に残るものが作品の一番大事な第1話のどこからも感じられなかったです

仮面ライダーはというか特撮ヒーロー番組はキャラクターを第一に考え、そのキャラクターをどう描くか、どのようにして売るのかというのが重要になってくると思うのですが、

この仮面ライダーリバイスがテレビ放映される前にスーパーヒーロー戦記と同時上映された短編映画としての仮面ライダーリバイスは、厳密には仮面ライダーバイスというキャラクターは子供に人気が出そうなキャラクターだなと思いました。

子供にとっての不思議は興味の対象です。
画面越しに視聴者に話しかけるバイスというキャラクターは子供に受け入れられる要素を多分に含んでいたと思うのです。

しかし、肝心のテレビ本編のしかも第1話においてバイスが試聴者に話しかける回数はとても少なく、それはもうバイスというキャラクターは知ってるでしょと言わんばかりで私はとても肩透かしを覚えました。

なんというか仮面ライダーはキャラクター商売というのは理解はしていますが、そのキャラクターを動かすにしても根本的に作品としての創作物がどのように構築構成されているのか、創作の土台の部分で欠陥だらけでその穴だらけの土台を仮面ライダーや特撮ヒーローのテンプレ要素で埋めて、上っ面だけの体裁を整えているようなそんな感覚を受けてしまいます。

第1話は見通せたという点で個人的には前作よりは好意的な作品ですが、同じ周年記念作品の仮面ライダーアギトや仮面ライダーオーズなんかと比べると革新的なものは何もなかったように思えてしまう反面、手堅い作品なのかなとも思えてくるので星2つの評価とさせていただきました。
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