ケチャ太郎さん

ユミの細胞たち2のケチャ太郎さんのレビュー・感想・評価

ユミの細胞たち2(2022年製作のドラマ)
4.5
続編としては満足。

もともとの登場人物は続投で、新たな環境になったことで出会った人たちがプラスされてるから、時間の経過も感じられてS2はよりユミの世界を一緒に覗いてる感覚に(細胞視点なのかも)

コメディ要素増えた?手の細胞のシーンがおもしろくて笑った。

ただ、全体通して穏やかな時間は少なく、大事な時にはよく邪魔が入り、間が悪く、やることがことごとく裏目に出て、もやもやしているシーンが多く後半グッタリ。もっとバビユミの幸せなシーンが見たかったのが本音。なので個人的にはS1>S2
ユミが年齢を重ねて大人になって、優先順位も変わり、自分の人生を生きているからなんだと思うけどね。そして、とにかくウンには幸せになってほしい。襟足切ったウンは最強。




以下、若干ストーリーに触れます。
振り返りをつらつらと…












彼氏と別れて好きになってくれた人を好きになって付き合って一瞬の心の浮気で別れてより戻してまた別れて…という恋愛に、人生の浮き沈みを掛けて、スパイスに細胞の要素を加えて…よくこんなに面白くできるもんだと感心。


今回はなんといってもバビ。
ユミと付き合うとこまでは直球だったのに、優しすぎるのか相手のことを考えすぎるのか裏目に出まくってるところがまぁ歯痒くてリアル味を感じた。

心の地震はしかたないけど引っ越す必要あったかね?揺らぎましたが断ち切る努力してます!と宣言しているような…
自分がユミを信じたようにユミが自分を信じていれば…とか言ってたけど、そもそもユミは揺らいでないわけで。相手を思ってついた嘘で結果相手からの信頼を失いあれこれ足掻いてもあの頃の二人には戻れない…極め付けは謎な時にプロポーズ。
と、なんとも人間らしい役をすごく上手に演じていてもやもやざわざわさせられた。凄。

バビの優先順位の1位はユミだったのかな?自分を優先して、自分の気持ちに素直になったら結末変わってたのかな?などと思いながら切ない気持ちで視聴。

バビの、ユミを見つめて目を細めて愛おしそうに笑うのが好きだったー。クリスマスに家に来てくれることになった時の口元緩んじゃう感じとか!こんな人どこにいるの?
自分由来とはいえ散々な目にあったので、自分を大切に、シンガポールでぜひ幸せになってほしい。

最後に翻訳!回想シーンで前回と翻訳変えないでほしい!うれしい≠気分がいい だよ。意味変わっちゃうし。。
バビなのかボビなのかボビーなのか。
通しでチェックする人いないのかなぁ、残念!