素晴らしかったです！やはり凄い作品だと改めて実感しました。
S1、S2といえども、2つが繋がって1つの作品という印象でした。
酷い虐めのシーンは1よりは少なかったのと、2は個人よりも軍の組織的な問題や隠蔽体質の方に焦点が当たっていたように感じました。
この作品の何が凄いって、決して他人事ではないというのがひしひしと伝わってくること。
「誰が銃を乱射する状況になってもおかしくない」
「DPとして脱走兵を追う立場だが、自分が追われる立場になる可能性もある」
軍隊の環境とはそういうものなんだという悲しさ、やるせなさ。。
上層部の圧力が重くのしかかる中、「自分がやらなければ他に誰がやるのか？」と、隠蔽された真実を明らかにするべく闘うジュノ(チョンヘイン)。DPとして今まで出会ってきた人達の想いを背負っているのが伝わってきました。
皆が当事者意識を持ち行動していけば、少しずつでも変化が生まれるかもしれない。そんな希望を感じるS2でした。
暴力の加害者も、脱走兵も、それぞれ家族がいて誰かの子供で、夢があったり、除隊すれば普通の日常が待っている。決して特別な話ではないし、軍隊という場所を、皆が大切な人を安心して「いってらっしゃい」と送り出せるような場にしなければならない、という想いを感じました。
国を守るために集まっている人達をなぜ国が守ろうとしないのか、というジソプ(ソンソック)の訴えも胸にずっしりと響きました。
ジュノ＆ホヨル(クギョファン)、相変わらずナイスコンビ！！キムソンギュンは上司にしたいかっこよさだったし、ソンソックもいい俳優さんだなぁと改めて思いました。
またいつかジュノに会えたらいいな。除隊まで見届けたいです！
