イカゲームの奈のネタバレレビュー・内容・結末

デスゲームエンタメとしては、新しい展開とか視点が多かったと思うんだけど、そんなにパクリっぽいかな、、？神様の言う通りを観たら、また感想も変わるかもしれない。
大まかなプロットの中で新しいと思ったのは、「ゲーム中断」の流れ。ここでキャラクターたちのどん底社会生活が描かれるから、のちに登場する「ゲームの平等性」と言う概念がより活きてくるんだと思う。とはいえ、当然ゲームは平等でなく、男性ゲームメーカーによって作られた「男の子の遊び」を中心とする男性中心的なゲーム。これを作中で批判するのもメタ的でよかったし、ゲームの中でも女性は排除されていくというのも現実を見据えている描写で良かった。
これからソン・ギフンはどう描かれていくんだろう、、最初から最後までダメ親なのは変わらなくて、でもゲームを経て優しい人でいる余裕は手にした。でもその正義感や責任感は身の回りの人間には向かず、まだ出会ってもいない他者を守ることや敵討ちへと向いている。2度目のゲームを終えた後、彼はどんな人間になっているのだろう。