日本にもこのようなストーリーの作品があったにも関わらず、国際的な共感を得られなかったのはなんでだったのかなあと考えながら見ていた。キャラクターがあまりにも個性的というわけではなくて、そのニュートラルさがくどくなくてさっぱりしていて、主人公はいるけど主人公すぎず、ゲームも単純でさっぱりしているところがいいのかもしれない。正直最初のダルマさんで人死にすぎて、途中からゲームの内容があまり面白く無くなっていく。ビジュアルはチャーリーとチョコレート工場のような雰囲気とミニマリズムが融合したみたいなセットで、そのようなビジュアルはいいなあと思った。
四話目くらいまで楽しかったけど、VIPが登場するあたりから急にくどさが出てきたように思う。VIPを英語話者、ステレオタイプな欧米圏の金持ち悪役にしているところがキッチュすぎて滑ってるように思う。むしろVIPは常に見ているけど、その存在が明らかにされない方が良かったように思う。VIPの振る舞いや発言も、この作品の良さである（と僕が感じる）残酷だけどさっぱりした絵作り、にあってない気がした。このVIPは型抜きとか見て楽しめるのだろうか？と思ってしまった。ダルマさんが一番楽しめそう。
とりあえず最後まで見てみて、だんだん疲れてきたけど、セビョクが最後勝者の方がさっぱりした気がする。
