Mii

コリン・イン・ブラック・アンド・ホワイトのMiiのレビュー・感想・評価

4.1
"拒絶は失敗じゃない。自分が何者か、何が欲しいかを教えてくれる"

"周りにどんなことを言われても…お前を壊せはしない"

彼の信念を貫く真っ直ぐさがすごく素敵だった。

マイノリティを訴えているジャンルの作品である以前に、これはコリンの話であるということ。
あくまでも彼が経験して感じたことであって、パーソナルな問題であるということ。
受け取る側には、これをグループ化して処理しないということが求められるのかなと。。

これはどの作品においてもだけど、、
本当の意味で理解するためには、主人公を理解した気にならないこと。差別や様々な社会問題を一時的な処理で終わらせないこと。
歴史的背景を知り、あらゆる境遇の様々な視点でのエピソードを多角的に捉え、現在を未来へと繋げるということ。

この作品はコリンが語り手である創りになっていることで、"彼の話である"ということが強調されていて観ている側も受け取りやすかったです。そして、彼自身を背負った、責任あるメッセージを私はちゃんと受け止めたい。

ps:サントラ最高過ぎな。
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