予告のインパクト強くて人を喰う大男の話だとてっきり思ってたけど、ある村の村人と風習の気味悪さを描いた作品でした。
人間怖すぎ。平気で心を抉るような行為、歪んでいく感情、抑えきれない暴力性…どれも自分にとって恐ろしいとひしひし感じました。やっぱり人間が1番醜くて歪んでいて怖いですね。というか供花村の人間が気味悪くて抉られる…。そして、エスカレートしていく大悟の(正義からくる)暴力性よ。
ある儀式が本当に気持ち悪すぎた。吐き気と虚しさが起こるくらい気持ち悪い。血の気引くくらい怖くて、ちょっと泣きながら観てました…。
最終話で怖くて泣くくらいゾワッとしたんだけど、それ以上に人間の醜悪さが妙にリアルに血生臭く描かれていたのが面白かったです。村人が一番怖いし気味悪いけど、それに匹敵する凶暴性と狂気を孕んだ警官を演じる柳楽優弥も怖かった。正義と狂気と暴力性が入り交じる芝居に圧倒されました。