雨丘もびり

ザ・テラー シーズン1の雨丘もびりのレビュー・感想・評価

ザ・テラー シーズン1(2018年製作のドラマ)
3.0
おおむね楽しかった。
GOTは3話でザセツした(^^;)けど、こちらは最後まで観れた。

北極で遭難した探検隊の悲劇。自然の驚異というよりも、人災に苛まれて窮地に追い込まれる展開が怖い。
皮肉なジョークを挟みながら、生きて帰ろうともがく人々のドラマに引き込まれた。イングランド人とアイルランド人のシビアな関係も垣間見えて興味深い。

ダメな人にも理由があったり、少しずつ成長を見せたり、という描写が魅力的。
決して少なくない人物たちのドラマをじっくりたっぷり見せるのは、映画じゃできない時間の使い方。

えーっ!?このタイミングでワシが隊長の係!?ってなるフランシス艦長まじご愁傷様(貰泣)。彼を応援する気持ちで最後までみれたのかも。
さらに悪役ヒッキー君(アダム・ナガイティス)が素晴らしいです。
「忠告だ。自分の本分を倫理観で抑え込むな。他人の役に立ちたいんだろう?」
名言。ダークナイトとか好きな人はハマるかも。あの笑顔と小刻みに首を動かす仕草まじカンに障る。うっすら生えたヒゲがまた....やぶきたい(苛)。

ただ、連ドラ馴れしてない私にとっては、人名や内容を細かく追いかけようとして見失った。
登場人物たちが急に体調を崩したり治ったり、温和になったり苛烈になったり、次の話でいきなり仲良くなってたり、消えたり死んでたりするように見えて「???見落とした?」ってなるところが多数。
あの水中作業してた彼どうなりました(^^;)
第一話の不気味な仮面男とか、水中のおっかない幻とか、すっごい期待したのに、最終的にはヴァイオレンス白熊のみ出演で残念。
最終話、南を目指した先遣隊が全滅してましたっていう流れがなんとなくすぎ。なんでですのん?
チェーンピアスまみれにされてた副隊長さん何?