ゆー

離婚しようよのゆーのレビュー・感想・評価

離婚しようよ(2023年製作のドラマ)
3.8

最後 印田さんとヘンリーの食事中の会話がなぜかグッと残る

「なんで 普通になっちゃったの?」
社会に出る前持ってた自信•輝きがなくなってる自分に気付いてた時、「そうなるよ」と肯定してくれた友達を思いだす。救われたと同時に悲しくなってた。

「もう一度 絶望してもいいかな」
「そんな本気出すなよ」
これにはどんな含みがあるのか。
嬉しそうな、引いてるようなどちらにも取れる。結局 わからない なのかな。

抱く感情は、本当に複雑で。
自分がそうであるように、相手もそうだと。一緒なんだと。

みんな分からないながらも歩んでて、いつも自分の幸せは何処にあるのか探し続けてる。

宇多田ヒカルさんが、
『幸せは内的なモノなのに、外的条件で考えちゃう。幸せと感じた時に、感じなくなったり 怖くなったり...。追いかけちゃいけないものだなって。追っちゃった瞬間に、概念になる。』

幸せは、追うモノではなく、探し続けるモノ。
幸せの正体は、変化し続けてるのかなと思う。


家族のカタチってなんだ。
パパを求めて泣く子を前に、「このままのが、上手くいく」
それは2人の関係であって、子(家族)との関係はまた別のカタチではないかと、ふと思う。

陽自が子どもの時は辛いだろうが、
大人になった時、ゆいの生き方に尊敬というか、ありがとうと思うかもしれない。
今の自分が、母はママではなく、あなたとして楽しく生きて欲しいと想うから。
けど、子どもの時に受けた辛い過去が自分を苦しめてることも事実で...。

なんだろうね。
ゆー

ゆー