スーパーヒーロー物と人格乖離モノのコラボは新鮮でしたが、あまり突き詰めていくと、"スーパーヒーローなんて妄想の産物でしょ？" って MARVEL自らの首を絞めかねない危うさも。
DCの "ジョーカー" や "スーサイド・・・・・ " に見られるコミックの本質に再帰する様な映画表現に対し、MARVELの本作は 自己崩壊を招く様なよりリスキーな香りを感じました。また、アメコミベースの作品を作り続けている両社の 避けられない方向性なのかも。
ズルリと現実がすり替わる展開は、どこかで観たような感触とはいえ、精神世界での神々の代理戦争、"エジプト人のヒーロー？" 的なノリもなかなか新鮮。監督・キャスティング含めて新たな方向の模索なんでしょう。
日本人限定の "月光仮面?" は、計算外の偶然・・・・・ だよね？
