ケーゴ

ミズ・マーベルのケーゴのネタバレレビュー・内容・結末

ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤は最高。 
ヒーローに憧れる少女の普通の暮らしを描く。
1話目なんて歴史に残るCGの素晴らしさ。
父母含め家族の描き方も最後まで素晴らしい。

中盤以降不穏な空気が。
中東系を描くのは素晴らしい。
全然良い。
だが監督の肩に力が入りすぎて、いかに中東文化をアピールするかに重きを置いて見えるので、話の流れより優先される中東文化、ロケーション、音楽の挿入に「いや話は…?」となる。
たった6話でこんな辟易する?
ここは文化プレゼンテーションの場でなく、エモーショナルな物語の語り場であるべき。
文化プレゼンテーションは意匠なりセリフや立ち振る舞いでできるだろ…

カマラの体が締まってない上に、仁王立ちで手を前に出しただけの姿勢に補填されたCGを見ると、うーん映像担当の大人が頑張ってるだけだよなぁと虚しくなる。
体が締まってないのは一般人だから良いとしても、アクションの監督ではないんだなぁと寂しくなる。
VFXチームとの連携があんまりなのかも

そしてヒーローになるけどやっぱり出自は普通じゃなかったの?
普通の子はヒーローになれないと逆に突きつけてるだけでは…

外注VFXチームの過労の歪みがこれやシーハルクに起因するんだなぁとわかる、明るいのになんだか悲しくなる作品。
ケーゴ

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