レトルトたなか

ミズ・マーベルのレトルトたなかのレビュー・感想・評価

ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)
3.7
高所から落ちそうな子供を助けるべく、足場を作って一歩一歩歩いていたけど子供が落ちそうになった瞬間に走り出すところ。恐れを感じる少女が目の前の人を助けるためにヒーローになるところで好き
エターナルズ見終えた後に見たミス・マーベルでボリウッド俳優キンゴの名前出てくるの好き

ミス・マーベル
スウィート17モンスター、エイス・グレード、ブックスマートみたいな等身大ティーンエイジャーの悩みや学園生活の話で楽しいね
自分のルーツから能力に目覚めるところがワクワクする

ヒーローオタクで空想好きだけど周りからは現実を見るよう言われたり進路を考えないといけなかったり、10代にとっては厄介な家族や親の締め付けを感じたり、宗教やルーツのことで悩んだり、恋に落ちたり、色んな悩みを抱えながらヒーロー生活始まるの楽しいね
カマラが車の窓の外に飛行するヒーローや架空の存在を妄想するの、やったことある!!!!むしろよく怪獣いる風景妄想するのやる!!!となるからよくわかる

パキスタン移民二世のカマラが得た力が、異世界から流れ着いて帰郷を願っている勢力に狙われる展開は色んな問題を反映させて落とし込んでて面白さ感じながらもこれ扱えるのかな…ってなるのはBLACKSUNを引きずってるせい
故郷を追われた祖父母世代達のルーツを受け継いでるカマラが、異世界帰郷希望組に狙われる展開、面白いだけにどう扱うのか

初めてパキスタンを訪れたカマラが文化や風習を知っ祖母から託された力の謎に迫る話だと思ってたら異次元とか地元ヒーローコミュニティとかスケール大きくなってきた。カーチェイス迫力あったね
10代の地元生活周りの話だと思ってたけど、これまとまる?

ミス・マーベルのパキスタンとインド周りの話、RRR見た後なのでえ、英国…!となってるけどそれはそれとしてMCU世界だからエターナルズが人類に介入して管理していれば…とも思えてきたな

アメリカの高校生がパワーを得て等身大の学園生活と家族問題に向き合いながら、自分を見つめ直したり周囲の問題や人を救うために立ち向かう!ではなく
インド・パキスタン分離の時の混乱と故郷を追われる祖先~の話でめちゃめちゃ重苦しくなってきたし思ってた方向と違うな…

軽いノリだけど10代から見た視線で世界と向き合う話だと思って気楽に見れると思ってたら、歴史と国境問題なのでスケール大きくなりすぎてて重い

一般人の目の前で能力者10代を銃撃するダメージコントロールクソ組織やんけ!と思ったら劇中でも突っ込まれてたし暴走してるのは現場司令官だけで上層部はまともだったので安心した

ヒーローが守っている人達に守られると同時に、大人達が子供を守っている構図になるので地元の大人達が一般人も警察も壁を作って全力でカマラを守ってくれるのいいよね、聞いているのかスパイダーマンNWHのNY市民!!

6話でなんか持ち直してきた、家族が受け入れてくれると共に友人やモスクの大人達がカマラを助けてくれるのいい

戦う敵が悪役というより可哀想な難民である異世界帰郷希望組だったり、一司令官が暴走してる程度のダメージコントロールだったり定まらないので悪役の存在が不足していて締まりがない感じだった
ニュージャージーの地元町を舞台に小さな問題を解決していく話かと思ったらパキスタンへの移動と過去へのタイムトラベルがあって話が広がり過ぎたのが、最終回で地元町に戻ってとりあえずまとまった感じある

なんか平成・令和ライダーの
・初期数話
・主人公の秘密明かされる最強フォーム回
・最終回
だけをつまんで視聴した感じになっているので要所をつまめばいい話なんだけど、全6話でやるには話を詰め込み過ぎてる。4・5話で国と時間を移動せずに地元町だけでS1の話は回して欲しかったかな…
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