完全に投薬すべき要素を間違えてるかと…シリアスにしたいのか笑いに振りたいのか分からなかった。
まず気になったのは、キャストの使い方。成田凌さんは飛躍するような展開のドラマには向いていないのかもな…と感じた。キャラの下地がしっかりと付いていないと、作品の個性に見合ってこないのだと感じる。また、森七菜さんのキャスティングも良く分からない。年齢、立ち回り、諸々雑で効果的に見えない。逆に松岡昌宏さんの濃い演技の方が似合っている。それくらい野蛮じゃないとダメだよ。
内容も割と酷いし、肝心の手術シーンも凄みが分かりにくい。なんかヤバイことになって、凄いところで手術してる…みたいな感じ。ホームレスと違法滞在の外国人のパートは描かれ方に芯を持っていて良かったが、それ以外はなんとも。最終回だけ医療用語がテロップを付けてたけど、それくらいの分かりやすさを欲しかった。
最終回後にサイトを見てみたが、色々なテーマを織り込んだ新しいドラマをお送りすると描いていた。それがかえって見にくくさせていたことに気付けなかったのか。この感じなので、次の土10はパスかな。
